わかみやの記録

山の彼方で模型弄ってます、たまに撮り鉄。

阪神の誘惑 その7

さて、阪神7890形をエコノミーキットで作るコーナー 第2回です。

 

今回はパーツをランナーから切り離してパーツを整形、箱組みするまでです。

 

では早速やっていきましょう。

と、その前に、今回は以下の工具を使います。持っていない方は絶対に買いましょう。模型加工、製作には必要なものです。

ニッパー

パーツの切り離しに使う工具です。

パーツを切り離す際に手でちぎる、はさみで無理矢理、などは論外です。模型を作るなら必需品。

デザインナイフ

ニッパーでパーツを切り離した後に大まかに整形するときに使います。

また今回の記事では出てきませんが、方向幕ステッカーの切り出し等にも使います。

紙やすり

パーツを整形する際に使います。

 

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このようにパーツのすぐ近くで切っている方、いませんか?

これは間違った切り離し方です。

この切り離し方をすると、パーツのゲート跡が残ってしまう場合があります。

☆ランナーのパーツとつながっている部分(上の画像でニッパーの刃が当たっている部分)をゲートと言います。

また、変な力が入ってパーツが歪むこともあるのでこの切り離し方は絶対にしないでください。

 

 

じゃあどうすんのさ、と思われるかもしれませんが…

 

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この画像のように、パーツから少し離した部分で切ります。

 

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パーツを切り出した後。

これをまたニッパーで少しゲートが残るように切ります。

 

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切った後がこんな感じ。少しゲートが残っているのが分かるでしょうか

 

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赤丸で囲ったところ。こんな感じです(わかりにくい)

これをデザインナイフで削ぎます。

 

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削いだあと。これを今度は紙やすりで整形します。

 

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ここで登場、タミヤの紙やすり

こんな風に粗目、細目、仕上げ目とそれぞれセットになっている製品がありますので、何を買えばいいか分からないときはこれを買うといいと思います。

☆紙やすりは数字が大きければ大きいほど細目になっていきます。

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大抵はこのように小さくカットして使います。

 

…あれ?これ何番だっけ…

 

こんな事、あると思うんです。これを防止するためにも…

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こんな風な感じで裏に油性ペンで何番か書いておきましょう。

紙やすりを切り出したらまずこれをすること。これを習慣化すると後で困りません。

 

そして紙やすりを(180→)320→600→1000くらいな感じで適当にかけていきます。

上手くいけば…

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こんな感じに綺麗に整形できます。

これをゲートがあった部分すべてにやってやります。

1両で12か所2両で24か所。多いように感じるかもしれませんが音楽とか聞きながらやってるとすぐできますよ。

焦りは禁物。ここでの作業がこの先のキットの出来を左右します。

 

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ほいさっさ。ゲート処理ができてこれで正真正銘のパーツとなりました(?)

 

前回は「今回は車体箱組み」とか言うてましたけど今回はここまで。

 

次回こそは箱組み出来たらいいな(?) 

 

 

 

今日の1枚

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Series 6500 Debut.

 

 

ではでは